虫歯
◆虫歯の原因とは
虫歯になるということは、歯の表面のエナメル質が脱灰して歯質が崩壊することです。
その原因には、細菌・基質・宿主の3つの要因が関与しています。
この3つの要因が全て揃ったときに虫歯が発生するのです。
●細菌
口腔内で虫歯を発生させる原因となるのは、ミュータンス菌とラクトバチルス菌です。
●基質
砂糖などの食べ物のことです。
プラーク(歯垢)の中の細菌は、摂取された砂糖または炭水化物を代謝して、
酸や毒素を産生します。この酸が、歯のエナメル質を脱灰させ虫歯となります。
●宿主
歯質、歯列、唾液などです。
生えたばかりの歯は小窩裂溝が深く、プラークが停滞しやすいために、
虫歯になりやすいといわれています。
また、歯並びが悪いとプラークが停滞しやすいので、虫歯になりやすいのです。
唾液には、口の中の環境を一定に保つ作用があります。
唾液の分泌量と質も、虫歯になりやすいかどうかに大きく関係しています。
◆虫歯の治療法
虫歯の治療法は、出来た穴(う窩)の大きさと深さによって違ってきます。
以下の3種類のどれかの方法になることが、ほとんどです。
1.樹脂などで詰める (主に小さな虫歯)
小さな虫歯は、削り取った後、樹脂などで穴を塞ぎます。歯を元の形に整えて、光などを当てて樹脂を固めます。
2.型を取って、嵌め込む (主に中程度の虫歯)
中程度の虫歯は少し深く削るので、一度歯の型を取って、虫歯を削った部分にピッタリと収まる物を作ります。
材質は金属や樹脂などです。
3.歯に金属などを被せる (大きな虫歯・深い虫歯)
大きな虫歯や深い虫歯の場合、歯と歯がぶつかり合う際の力に耐えるようにするため、
虫歯の箇所以外に歯の周囲も削って被せます。歯に丸ごとかぶせる、被せ物を作ることになります。
◆虫歯の予防法
①プラークコントロール
虫歯予防の基本は歯磨きです。正しい歯磨き方法で、細菌の塊である口の中のプラーク(歯垢)を減らします。
特に虫歯は就寝中に進行しやすいので、夜寝る前の歯磨きを徹底する必要があります。
②砂糖の摂取のコントロール
虫歯菌の最大の栄養源である、砂糖の摂取の仕方に気をつけます。
間食は量ではなく回数に注意をすることです。
お菓子を長時間だらだら食べたりせず、時間を決めて食べるようにします。
③フッ化物(フッ素)の利用
最近の歯磨き剤には、フッ素が配合されているものがほとんどですし、
低濃度フッ素スプレーや、フッ素洗口剤も市販されています。
また、歯科ではフッ素を歯の表面に塗布してもらうことができます。
手軽にできる方法として、お茶にはフッ素が含まれているので、
お茶を頻繁に飲むことは、虫歯の予防に効果的だといわれています。
④シーラント処置
歯の溝に樹脂剤を流し込み、虫歯ができるのを予防します。歯科の診療になります。